なぜ近年、代替医療(免疫療法)が注目されるのか
医療における新たな潮流として、患者一人一人に最適な治療を施すという考え方が世間的に広まっています。近年、外科治療や放射線治療をはじめとする技術の進歩やさまざまな抗ガン剤の改善率は飛躍的な発展を遂げました。しかし、進行や、転移が広がってしまったガンにおいて、肉体的なダメージが大きいとの側面もあります。そこで、治療に対する体力づくりや抵抗力を高めるために、西洋医学ではチカラの及ばない部分を補う代替医療の必要性が叫ばれているのです。
代替医療は、漢方やアーユルヴェーダなどの伝統医学や指圧・カイロプラクティックなどの整体療法、さらにはキノコ類や海藻類に含まれる成分に注目した免疫療法など、人間本来の自然治癒力を目覚めさせて心身のバランスを整えることを目的としています。実際に、西洋医学では治療不可能といわれた症例に対しての有効性や化学的な証明も多々報告されており、難病の患者に朗報をもたらしているのです。
免疫療法などに代表される代替医療と西洋医学による最新鋭の医療とを組み合わせておこなうことで、心身全体を診ることができ、患者中心の医療が実現する新しい医療の形が、近年注目されています。
高齢化が進み病気の予防が重視される現代で、代替医療への期待は日に日に大きくなっていると言えるでしょう。