フコイダンに関するQ&A – フコイダンに関する情報

Q:フコイダンとは何ですか?

A:モズクやコンブ、ワカメなどの褐藻類やナマコの表面に含まれるヌルヌル成分のことです。

Q:フコイダンは原料の種類によって違いはありますか?

A:原料の種類や産地、抽出技術によっても、フコイダンの含有量や効能に大きな差が出ます。

Q:硫酸基とは何ですか?

A:その名の通り硫酸のもととなる成分ですが、劇薬ではなく有機物と結合した状態では無毒で、この状態のことを硫酸基といいます。
硫酸基は人の胃粘膜などの粘質性の成分と同質で、ヌメヌメしたジェル状態を作り出し保護する作用など、水分を貯蔵する力が特徴です。
研究の結果、フコイダンの様々なチカラを発揮するためには硫酸基の含有量が13%以上必要で、抽出する際に硫酸基をはずさないことが重要となります。フコイダン製品を選ぶ際には、硫酸基の含有量に着目して選ぶことが大切です。

Q:モズクを食べるだけでも効果はありますか?

A:もちろん効果はありますが、健康や病気の予防・治療を目的にフコイダンを摂取しようとすると、大量のモズクを食べなければなりません。これは栄養のバランスが偏ったり、塩分の過剰摂取などにもつながります。さらに大きな問題として、モズクをたくさん食べたとしても、私たち人間のカラダにはモズクなどの海藻を分解する酵素がないため、フコイダンは体内に消化吸収されずに、ほとんどが体外に排出されてしまいます。ですから健康食品などで摂取する方法が効果的だと考えられます。

Q:ガン治療に効果がある「アポトーシス」とは何ですか?

A:生物の全ての細胞は、自分自身を死滅させる(自殺する)スイッチをもっています。
例えば、オタマジャクシがカエルになる時しっぽがなくなるのは、しっぽの細胞が自ら自滅(自殺)するからです。こうした細胞の自滅(自殺)作用を「アポトーシス」といい、あらかじめ遺伝的プログラムの中に組み込まれているという意味で、プログラム細胞死とも呼ばれます。しかし、ガン細胞はアポトーシスを忘れた異常な細胞なので、自然死しないでいつまでも生き続けどんどん増殖してしまいます。
そこで、ガン細胞にアポトーシスを引き起こすことができれば増殖を止めて、ガン細胞を自然死させることが出来るわけです。そのため、ガン細胞にアポトーシスを誘導できる物質は、近年有力な抗ガン剤候補物質と考えられ、さまざまな研究が進められています。

Q:フコイダンにもアポトーシス作用はありますか?

A:フコイダンにはアポトーシス誘導作用があるように言われてきました。しかし近年の研究でモズクに含まれる成分の1つにアポトーシスを誘導する作用があることが明らかになっています。